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コーヒーくんの今夜も眠れない

勝てば高揚、負ければ悔恨。眠れぬ毎日。そんな私はコーヒーくん。

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コーヒーくん 隠れた名著を読破!

 どうも。
 コーヒーくんです。

 最近Twitterでは色々呟いていたのですが、最近森内先生の書籍を読み漁っています。
 この歳で強くなるためには、情熱が不可欠。
 憧れの棋士に思いを投影しながら、着実に実力を付けていきたいところです。

 今回紹介するのは「森内流 終盤の技法」です。
 moriutiryu.jpg
 
 森内先生の実践例150局を厳選し、終盤の詳細を解説した贅沢な一冊です。
 それだけに最重量級の内容。
 サブタイトルとして ~読むだけで身につく~ なんてありますが、
 流石に読むだけでは理解ができませんでした。

 なので、地道に棋譜並べ。
 せめてもの効率化を図ろうと、局面図を一つ一つ作成し、
 コツコツiPadで並べていきました。
 
 一つの局面でおよそ20~30分程。なので最低でも、50時間掛かるんですね。
 具体的に数字にすると、若干引くなぁ。。。
 我ながら良く頑張ったな…… 
 
 なので、電子化したデータをブログに載せようかと思ったのですが、
 残念ながら出版元から許可が出ませんでした。
 局面図だけでもデータがあれば、爆発的に読みやすくなるので、
 将棋ファンの購買意欲も高まるかと思ったのですが、残念でした。

 まぁそれはさておきですね。
 とにかく森内先生の強さに触れる事ができます。
 解説の中で 「強い。」 と一言だけある一文が特に記憶に残っています。

 出版社の木本書店は、森内流以外にも羽生流や佐藤流も販売しています。
 正直高段者向けの内容ですが、有段者が殻を破るにはちょうどいい刺激になります。
 苦労した分、得るものも大きい一冊でした。


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コーヒーくん  将棋世界 10月号を読了

 将棋世界(Kindle版)を購入、さっそく読んでみました。

 自分なりに気になった記事は、上達講座”極める”シリーズ 「逃れ力をつけろ」
 大ヒットとなった森信雄七段の「逃れ将棋」のコンセプトで、玉型が詰みを逃れる特訓が面白かったですね。最後の演習問題も全部解けたし気持ちよかったぁ。

 次に藤井総裁の奨励会時代の話。
 理論立てた序盤に民が酔いしれる閣下ですが、長手数詰将棋を推奨していたのは意外だったし、それだけに説得力を持っていました。最近、終盤力を鍛えようと思っているので、いつかトレーニングに取り入れたいですね。

 気になった棋譜は、名局セレクションでピックアップされた岡崎北島戦。
 電王戦でコンピューターが指した横歩取り△6二玉が、公式戦に現れました。
 何で気になったかというと、ここから展開は相振り飛車模様になったから。
 これならどこかで使えそうだなと、興味を覚えました。
 「イメージと読みの将棋観」でもこの手が取り上げられており、この戦型がはやるかもしれませんね。

 最後は、大山名人杯争奪 全国小学生倉敷王将戦の記事。
 高学年の部で優勝した新田康輔君は、当時関内で開催されていたはじめしょうぎ教室で良く顔を合わせていました。(今は吉野町に移転)

 とにかく早見えで指し手が早かったなぁ。
 俺が一局指し終わるのに、彼は三局くらい指してたんじゃないかな。
 将棋世界に掲載されてる詰将棋サロンの問題も一目で答える事もあったし、良いもの持ってるなーと感じていました。まだ4年生なのに高学年の部で優勝も納得ですね。

 彼は詰将棋が好きなようで、良く自分で作った詰将棋を見せてくれました。大盤に問題を並べて、自分で解いて私たちに解説してくれてました。
 私が 「おーーーー!!」 とオーバーなリアクションをすると、すぐそばにいたお母さんが「付き合っていただいて、ありがとうございます(笑)」なんて、笑顔で言っていたのを思い出しますね。

 自分と はじめ先生の感想戦にも良く加わってました。
 自分に最後のチャンスが来そうだという局面を検討中に、
 「こうやれば詰みだよ!!」 と早口で指摘されました。

 で・も・ね♪
 「こうやったらどうするの?相手玉は詰まないんじゃない!?」
 そういうと彼は目を丸くしながら高速で駒を並べていました。
 あの仕草は可愛かったなぁ。。。

 つまり結局何が言いたいかというと、あの時は俺の方が強かった!!
 はい、大人げないですね……
 冗談はこれくらいにして。
 これから奨励会に入る予定との事、頑張ってほしいですね。応援しています。俺の事覚えていてくれてるかなぁ。。。

コーヒーくん 女子アマ強豪に挑戦

 久しぶりの棋譜紹介。
 先日行われた桜舞うトーナメントでの一局です。

 どうぞご覧ください。








 
 相手は強豪だったのですが、棋譜並べをしていた形だったので、自信を持って指すことができました。
 最後は詰みがあったようですが、勝利を優先して無難な形に。
 何とも自分らしい一局でした。

 コーヒーくんのカフェイン度数は「95」
 思い出に残る一勝は、格別の味ですね。


コーヒーくんの読書感想文 ~編集者T君の謎~

 最近、体調を崩してしばらく寝ていたのですが、ふと目を覚まし寝ぼけ眼で本棚をみやると、一冊の本に何となく一目ぼれ。
 思わず手に取り「この本を買ったのは下北沢だったなぁ」と妙な感慨に耽りました。
 その本がこちら。

T君
(編集者T君の謎 将棋業界のゆかいな人びと 著:大崎善生)

 将棋業界に長く携わっていた大崎善生のエッセイ集です。
 初めてこの本の表紙をみたとき「編集者T君って誰!?」と思わずつっこんだのが懐かしいですね。

 もちろん本編の中で登場するのですが、一言でいうと『天然』
 そもそも本を一冊しか読んでいないのに、本の編集に携わっている事態で只者ではありませんね。(またその本が「人間失格」というのも、何とも…)
 それでいて仕事の方はしっかりできているようで、これも一つの才能の形ですよね。

 それ以外にも面白い話がたくさん。
 『中倉シスターズの秘密』と題された話の中での一説。

-中倉彰子と中倉宏美。テレビ解説や将棋まつりで今や引っ張りだこの美人将棋姉妹なのである。もし、万が一、百万が一この二人のうちのどちらかを選べといわれたらどうしよう。どうしましょう。 

 名書「聖の青春」を発表し日本中に感動を与えた大崎先生が、こんなこと書いちゃうんですね。

 確かに、中倉姉妹が美人なのはわかる。
 LPSAの指し初め式での和服姿はとても綺麗だった。
 周りからも良く聞く話ではあるし、その度に出てくるのは「どちらも良い」とか、「どっちでも良い(良い意味で)」とか。

 でもね。
 そんな話自体は「どーでもいいっす」(いやホントに)


 軽い熱を出したままそんな話を読み、笑みを浮かべて倒れるようにそのまま寝床へ。疲れた時に気が休まる、清涼剤のような一冊です。

コーヒーくんの読書感想文 『十一人の棋風』

 今回紹介する本は、超マニアック本のこちら。

 十一人の棋風
 「十一人の棋風 ロールシャッハとMDSによる棋士の心理分析」

 心理学的にプロ棋士を解析し、棋士の内面ともいえる棋風について科学的にアプローチした本です。出版は、1989年と実に20年以上も前!
 フロイトやユングの精神分析が台頭してきた時代と、ちょうど重なりますね。

 何でこの本を読もうかと思ったかというと、電王戦の影響。
 電王戦の影響なら、普通の人はコンピューターソフトの本を読むのでしょうが、私が将棋を指す以上、興味を持つのはやっぱり棋士。超高度な計算能力を持つコンピューターに、洗練された頭脳を持つプロ棋士がどのように勝負していくのか。人間側の立場から楽しんだ電王戦だからこそ、棋士の心理に興味が出てきました。

 
 印象に残ったのは、有吉道夫九段のロールシャッハ反応(*1)
-ものごとに対して、かくあるべき、という姿勢がわりあい顕著で、自分自身に対しても、ある枠を決め、その枠の中で生きていこうとする傾向があるかもしれない。
-想像力や直観力にすぐれ、感情に走る代りに、イメージの世界で自由に羽ばたき楽しむ余裕を持つ。
 

 年始のNHK番組の中では「有吉さんは最善手を求めているのではなく、自分がこうあるべきだと思う一手を指す。」と解説がありました。その対局で、顔は赤く染め上がり、感情むき出しで対局していた姿が映し出されていました。

 
 棋士にとって、幼少の頃から修行に励む将棋は人生そのもの。
 一手一手の差し手を自己表現とするプロ棋士ならではの心理だなぁと、妙に心に残った一文でした。

 
 それ以外にも、羽生先生の心理解析で
-学問の世界でも、新しい発見をする人というのはこういう人なのかもしれない。
-間違いなく未完の大器
 (今から20年前ですから)

 と、これまでの偉業、現在の活躍を思わせる考察があったことに感嘆。
 (ちなみにロールシャッハ解析をした橋本教授は、将棋界をあまり知らなかったようです。)
 
 
 かなり奇妙な切り口の本ですが、将棋ファンよりもプロ棋士が読んだら、参考になることも多く、また共感できる事でしょう。プロの資質や考え方が、濃密に詰まった一冊でした。
 
 ちなみにAmazonで1円で売ってました。

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(*1)ロールシャッハ
 一枚の紙へ無作為にインクを垂らしたものを被験者に見せて質問し、その解答や反応、考慮時間から心理を探る手法。
 子供のころに「あの雲は○○の形をしてる~」と遊んだ事があるでしょう。心理学者はその内容から、あなたの深層心理を読み取ることができるみたいですよ。

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