コーヒーくんの今夜も眠れない

勝てば高揚、負ければ悔恨。眠れぬ毎日。そんな私はコーヒーくん。

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コーヒーくんなりの四間飛車名局集 棒銀 その1

〇棒銀
  四間飛車△3二銀型でも△4三銀型でも、関係なく採用できることが大きな利点。
  狙いは、飛車先の突破・角筋を生かした総攻撃・振り飛車の抑え込み。
  いずれかが実現すれば、一気に優勢を確保できる優秀な戦法です。
 
  名局集には五局、集録されていました。
  その殆どが昭和の棋譜でしたが、今でも優秀な戦法であることは間違いありません。
  平成の世となった現在でも、スペシャリストは棒銀で高勝率を挙げています。
 
  今回はまず三局だけ、簡単に紹介します。

  まずは第20期王将戦第4局 中原十段 対 大山王将戦
  括目すべきは後手の陣形。

bougin1.png

 振り飛車の左香の位置は異なるものの、現代で最も有力視されている対応策です。
 現在では1二香が最善と言われていますが、それは▲2二歩と打たれた時に、桂馬の逃げ道を用意しているという意味。実はこの手順で居飛車はきっちりと咎めて、リードを奪っています。

 そこから中盤の捻じりあいが続いた局面が下図。 美濃の急所を突いた桂香の配置。早逃げの好手で居飛車が逃げ切ったようにも見えますが、終盤で放った振り飛車の名手が炸裂。

bougin2.png

 飛車の働きを緩和し、玉を狭める絶妙手です。
 全体的に形勢が細かく揺れ動く、一進一退の攻防が見どころ。
 難解な内容の名局でした。

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 次は第27期棋聖戦第三局 二上九段 対 大山棋聖戦
 クラシカルな棒銀対策が下図。

bougin3.png

 これは棒銀が3五に進出した瞬間に、玉頭を攻めて十字飛車を狙っているんですね。
 実際、執拗に玉頭を狙って捌きのきっかけをつかみ、局面を大きくリードしました。
 下図を見ると、ジワリジワリと成り駒を作り、真綿で首を絞めるような指し手が目に浮かぶようです。 

bougin4.png

 タダで銀を取らせる受けが決め手。
 以下▲5四馬△6四金と進み、丁寧に攻めを遅らせるのが大山流なんですね。
 馬が逃げると玉頭から潰されるのが見えているので、しぶしぶ馬を切る一手。
 強い人はこうやって勝つんですねぇ。。。

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 三局目は第42期棋聖戦第三局 森安八段 対 中原棋聖 戦
 居飛車が囲いに手数を掛けていないため、角の展開が間に合わず、角交換で対応した将棋です。
 
bougin5.png

 後手陣の囲いが薄いことを、的確に咎めたのが次の一手。

bougin6.png

 5筋と6筋が薄いため、▲5五歩は手抜けない。
 この手が入ると一目捌けたなと、素人なりにも感じたものでした。
 鈴木大介八段がこの局面を急所と解説していたのも嬉しかったです。

 ここから先手の森安八段は▲7四角と好手を放ち、リードを広げます。
 終盤は居飛車の攻めを全て面倒をみる、粘っこい指し方。
 「ネット早指しには向かないなぁ」と思いながらも、少し憧れる指し方でした。 

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